カラマーゾフの兄弟
カラマーゾフの兄弟を3年振りに
読み返そうと思う。
カラマーゾフの兄弟とのファーストコンタクトは大学の図書館でちびまる子ちゃんに出てくる丸尾君みたいな奴から
「一緒にカラマーゾフの兄弟読もうよ」
と声をかけらたのがファーストコンタクトである。今思うとかなり斬新なナンパだったと思う。
モチロン題名は知っていたし
罪と罰の方は何回も読み返してるくらい好きだった。
カラマーゾフの兄弟を読まなかった理由としてまず長い。今まで何人がカラマーゾフの兄弟の前に挫折しただろうか
ドストエフスキー作品全般に言えるかもしれないが文章が難解でスラスラ読めない。そこをなんとかしがみついて行くのがドストエフスキー文学の醍醐味だと思うがカラマーゾフの兄弟はドストエフスキーの中でも特に読みにくいように思う。
しかし一緒に丸尾君と読み進めていくことでなんとかこのフルマラソンを完走を出来たように思う。
毎日図書館で
「あの場面どうだった!?
僕はこう思うけど、どう思う?」
「僕はイワン推しですね〜」
僕の輝かしい青春の1ページである
様々な出版社から出版され
様々な訳者によって訳されている
最近では光文社から出た亀山訳は
読みやすく訳されているようで
大変話題になっていた。
しかし、僕に言わせればそれは
ラーメン二郎に大葉を刻み入れてるようなものである。
ドストエフスキー文学には読みさすさなど要らないのである。電子辞書片手になんとかついていき少しでもドストエフスキーの言いたかった事を理解できた時の感覚は何にも代え難い。
僕がドストエフスキー作品の訳者で
一番好きなのは江川卓だが江川卓訳のカラマーゾフの兄弟は文庫化されていない
学生時代から不思議でしょうがなかった。 江川卓訳との最初の出会いは岩波の罪と罰である。当時18歳の僕には余りにも衝撃的で読み終わった数週間の笑い方が「へ!へへ!」になってしまったくらいである
話がズレたがカラマーゾフの兄弟の江川卓訳を読もうとすると集英社の世界文学全集しか手がない。
それをアマゾンでたまたま安く買えたので今回人生二度目のフルマラソンを敢行しようと思ったのである。
長い戦いになると思うが
完走した後は
大きく前にでた新しい
NEWウエピーになってるに違いないのである。
「へ!へ!へ!」
今思ったけど
ラーメン二郎に大葉を
入れても案外美味しいかも